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3月下旬から4月上旬に播種を終えた本市の春そばは、全国トップクラスの栽培面積。順調に生育すれば、5月下旬には白いそばの花が広がり、6月下旬には「新そば」解禁となります。平成15年から始まったそばの産地化。今では市を代表する特産品の一つとなっています。そんな「豊後高田そば」を広くPRしようと始まったのが「豊後高田そば祭」。今年で17回を数えます。
5月6日 大型連休の最終日となったこの日、中央公園の駐車場には、大型クレーン車が待機。直径2.5mの大迫力の“ぶんご合鴨スーパー大鍋”で約2,000食の豊後高田そばが振舞われました。配布前にできた長蛇の列は、公園の外周の1/4にまで続きました。
ステージ周辺には、昨年に続き、そばの交流として平尾台手打ちそば倶楽部の出店やそばの各種加工品、合鴨飯のおにぎり、ボタンボウフウの生葉などの地産品も集結、また、高田高校そば打ちチームによる「そば打ち実演」ブースでは、高校生の見事な手さばきを熱心に見学する人だかりができていました。
午前中にステージで開催されたそば大食い選手権の団体戦には、21チームがエントリー。競技内容は、3人1組が1チームとなり、一番手が二人羽織でそば饅頭を平らげ、その後、二人目がそば茶500mlを飲み干し、アンカーが白ネギを箸代わりにそばとネギを食べるタイムで予選を戦いました。見事、本選に勝ち上がったのは4チーム。決勝は、15分間の大食いで争われました。優勝したのは、3人で19杯を食べたチーム「エタニティー」。昨年に続く連覇を達成し、副賞として豊後高田そば1年分が贈られました。
1位 エタニティー 19杯
2位 田染中クラブ 17杯
3位 今年の目標2位です16杯 残量231g
4位 高小勝利んず 16杯 残量281g
午後の個人戦までの間、ステージに登場したのは、昭和仮面とラッピー。子どもたちと一緒にそばにまつわる〇×クイズを開催、その後、高田高校吹奏楽部のダンスや歌も取り入れた演奏がステージを盛り上げました。そして待ちに待った午後からの大食い選手権(個人の部)には、事前登録に飛び入りを含む12人がエントリー。15分間でどれだけ食べられるかの激戦。最後は、そばと汁の残量を計測する接戦となる中、1~5位の上位に賞品が贈られました。
個人戦決勝は、1杯200gの盛りのいいぶっかけそば。見事10杯を平らげたのは、前人未踏の4連覇を達成した湯前佳津紗さん(ゆまえ かづさ)。2位と約3杯の差をつけての快勝となりました。連休の最終日、会場は「そば」尽くしで大いに盛り上がりました。
1位 湯前 佳津紗さん 10杯
2位 坂本 博和さん 7杯:残量200g
3位 永松 雅文さん 7杯:残量274g
4位 森 真一さん 7杯:残量412g
5位 藤田 由隆さん 6杯