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4月29日、電源が入らなくなった古い携帯電話を再起動させるイベント「おもいでケータイ再起動」が昭和ロマン蔵の夢町小学校で開催されました。KDDI株式会社の協力により実現した企画で、使わなくなった古い”ガラケー“のバッテリーを専用の機器で復活させ、写真データをプレゼントしました。
本イベントは、2年前から同社の直営12店舗で開催しており、大分県では初開催となりました。
この日、大分市から訪れた脇哲郎さんご夫婦。再起動に成功し、かわいがってきた愛犬の6年前の写真をプレゼントされると「家になかった写真だったので、とてもありがたかったです。」と感想を話してくれました。
同日、昭和の町の日の恒例となった「ちゃぶ台返し選手権」が、大分銀行跡地の町なかステージで開催され、県内外から14人の選手が出場しました。各選手は、昭和の茶の間が再現されたセットで、日頃の思いの丈をマイクに向かって大声で叫び、その後、ちゃぶ台をひっくり返しました。主張した内容の「おもしろさ」や服装などの昭和感、観客の反応などで審査され、優勝者には、昭和ロマン蔵で使える共通商品券1万円分が贈られました。
そのほか、ステージや昭和ロマン蔵で、大道芸祭として、プロの大道芸人が登場。けん玉、フラフープ、ジャグリングなどプロの技に歓声があがっていました。
4月30日、平成最後の日となったこの日、昭和ロマン蔵の夢町小学校で「うたごえ喫茶ともしび」による“出張歌声喫茶”が開催されました。午前午後の限定4回公演に、開演を前に列ができるほどの盛況ぶり。並んでいる方に伺うと「以前、参加してとても楽しかった。」「リクエストを考えてきています」と皆さん楽しそう。
会場となった夢町小学校は、昭和の小学校を再現した教室。歌と進行を担当するのは、うたごえ喫茶ともしびの中心的歌手で、本市出身の寺谷宏さん。ピアノを担当するのは、新宿店店長の斎藤隆さん。教室は約50人の参加者で埋め尽くされました。
入場時に歌集を手渡され、その中からリクエストし、皆さんで歌うシステムで、1ステージ約40分の公演。それぞれのリクエストにエピソードトークを交えながら、参加者全員で声高らかに合唱しました。「あの素晴らしい愛をもう一度」、「青い山脈」、「涙そうそう」、ロシア民謡の「ともしび」など10曲以上のノンストップ合唱。途中、手話なども学びながら、参加者は心ひとつに合唱を堪能していました。
公演を終えた中村文香さん(新地)は「50年前にタイムスリップした感じ。楽しくって若返りました。」と満面の笑顔で話してくれました。