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2月18日、第50回大分県農業賞「集落営農・むらづくり部門」特別賞を受賞した農事組合法人グリーンファーム畑の早田孝伸代表理事・早田政徳理事、「生産・銘柄産地・6次化部門」特別賞の大分県農協北部いちご部会の赤野誠一郎副部会長、「若手経営者部門」優秀賞の岩男俊紀さん(スイートピー栽培)が佐々木市長に受賞を報告しました。
県農業賞は、県内の農業振興を目的に、先進的な農業技術の導入や経営の合理化を図り、企業的な農業経営を行っている個人および法人(企業的農業経営部門)、産地の育成やおおいたブランドの構築に貢献している団体(生産・銘柄産地・6次化部門)、集落営農やむらづくり活動に積極的に取り組んでいる団体(集落営農・むらづくり部門)、担い手の模範となる若手経営者等(若手経営者部門)を表彰するもので、昭和44年度から実施しています。
グリーンファーム畑の早田代表理事は「今後は後継者の育成や加工商品の開発に力を入れ、集落を守っていきたい」、大分県農協北部いちご部会の赤野副部会長は「市内に移住して、新規就農する人も増えている。今後も市の移住施策と連携して取り組んでいきたい」、岩男さんは「新規就農者が増えているなか、若手でも収量を確保できる技術を研究、共有し、地域全体で生産性向上に取り組んでいきたい」とそれぞれ今後の抱負を語りました。
佐々木市長は「素晴らしい受賞をおめでとうございます。農業振興のため、市も協力していきますので、今後ともがんばってください」と称えました。
↑早田孝伸代表理事(左)・早田政徳理事(右)
農事組合法人グリーンファーム畑(草地地区)は、平成18年に任意組合として結成され、平成22年に法人化。農地集積を積極的に進め、米、麦、そばなどを生産しています。大型農業用機械の整備等による生産コストの低減や効率的経営、女性による農産加工品の開発などの取組が評価されました。
↑赤野誠一郎副部会長
大分県農協北部いちご部会は、県北の生産者間の情報交換や技術伝承等の広域的な取組や、品質の統一・販売戦略の明確化等による単価向上の取組、研修生の積極的な受け入れによる新規栽培者確保の取組などが評価されました。
平成21年からスイートピーの栽培を始めた岩男俊紀さんは、平成27年にJAおおいた北部花き部会副会長兼スイートピー分会長に就任。栽培技術研究会の開催や品質向上のための設備導入などの積極的な取組が評価されました。