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2月10日 六郷満山寺院の中でも修行の寺として名高い「長岩屋山天念寺」。その裏手には、岩林状に広がる岩峰群があり、風光明媚な景観は「天念寺耶馬」とも呼ばれ、国の名勝に指定されています。中でも、岩峰の尾根にかかる石造アーチ橋「無明橋」は、六郷満山の荒行「峰入り」のルートでもあり、周囲一帯の風景のシンボルになっています。
この日、天念寺のそばにある「伝統文化伝習施設:鬼会の里」の資料館内に、新しい体験型のアミューズメントが登場しました!その名も“VR無明橋”。専用のゴーグルとヘッドフォンを装着すると、実際に山頂の無明橋を渡っている体験ができるんです!!
体験できるVRは2種類で、1つは橋の中心に立った視点で360度のパノラマ風景を楽しめるもの、そしてもう一つは、修行僧の視点で橋を渡ったり、目の前でほら貝を鳴らす音も体感できるようになっています。
11日の修正鬼会を前に、この日はプレ公開されました。福岡県吉富町からご夫婦でVR無明橋を体感した高尾信男さんは「15年前に実際に登ってとても怖い思いをした。今日はその記憶を思い出すことができました。いい経験をさせてもらった。」と感想を話してくれました。
このVR体験プレ公開は、2月中の土・日・祝日の10時~15時で鬼会の里歴史資料館で体験できます。本公開となる3月上旬には、実物大の無明橋も登場しますので、お楽しみに‼‼‼
※鬼会の里歴史資料館の入館料は、大人200円です。