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4年ぶりの通常開催に観衆熱狂~天念寺修正鬼会~

ページID:0022918 更新日:2024年2月20日更新 印刷ページ表示

2月16日、市内長岩屋の天念寺で、六郷満山文化を象徴する伝統行事の1つである「天念寺修正鬼会」(てんねんじしゅじょうおにえ)が行われました。修正鬼会は毎年旧正月7日に五穀豊穣や無病息災を祈願する伝統行事で、国指定重要無形民俗文化財に指定され、日本ユネスコ協会連盟未来遺産に登録されています。
​​大勢の観客に囲まれたいまつを合わせる鬼の写真
千年以上昔から今に受け継がれる修正鬼会。国東半島の中でも毎年開催しているのは天念寺のみとなっています。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で無観客や入場制限を設けて開催していましたが、今年は4年ぶりに入場制限なしで開催され、講堂内に入りきれないほどの人が詰めかけていました。
災払鬼の登場に一斉にカメラを向ける観衆
昼の勤行から始まり、夜になると川中不動前の川中でテイレシが身を清めました(垢離取り)。その後、3本の大松明が献灯され立てられる「タイアゲ」が行われ、激しく舞い散る火の粉が夜を照らしました。
昼の勤行の写真
こうりとりの写真
タイアゲの写真
タイアゲが終わると、僧侶は講堂に集まり夜の勤行に続いて二名の僧侶が右手に香水棒、左手に、米・藁・牛玉杖を載せた膳を持ち節に合わせてリズミカルに舞う「米華(まいけ)」が行われ舞の最後には後方に米などが撒かれました。続いて行われた「香水(こうずい)」では参拝者も飛び入りで参加しました。
まいけの写真
舞を行う参詣人と僧侶の写真
その後、男女の面をかぶった鈴鬼が十種の法舞を行いました。
法舞を行う鈴鬼
鈴鬼が退場すると、災払鬼(赤鬼)、荒鬼(黒鬼)が順に登場し、松明を打ち振りながら暴れまわり、堂内は火の粉が飛び散り騒然となりました。
松明を打ち振る災払鬼の写真
荒鬼の写真
続いて、鬼の目といわれる大きな餅を参拝者に向かって投げ、拾った人を鬼が追いかけて松明で叩く「鬼の目餅撒き」が行われました。餅は縁起が良いとされるため参拝者はこぞって餅を拾い、逃げ回りながら餅を小さくちぎって分け合い、悲鳴やたくさんの笑い声が堂内に響いていました。
鬼の目餅撒きの写真
最後に、鬼が松明で背中や肩を叩く「加持」が行われ、多くの参拝者が並んで「加持」を受け、無病息災を祈願しました。
松明で背中を叩く鬼の写真

ケーブルテレビで放送します

今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪

放送期間:2月21日(水曜日)~2月27日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。

天念寺修正鬼会が重要な構成文化財となっている 日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』

「くにさき」の寺には鬼がいる。一般に恐ろしいものの象徴である鬼だが、「くにさき」の鬼は人々に幸せを届けてくれる。
「くにさき」では、人と鬼とが長年の友のように繋がれる。
日本遺産ポータルサイト『鬼が仏になった里「くにさき」』<外部リンク>

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