本文
1月8日(日曜日)、新年を祝う伝統行事「ホーランエンヤ」が晴れやかな青空のもと、3年振りに開催されました。
江戸時代から続く豊漁と航海の安全を祈願するホーランエンヤ。大漁旗や万国旗で華やかに飾られた宝来船が、「ホーランエンヤエンヤサノサッサ」の掛け声とともに桂川河口の琴平宮から上流の若宮八幡神社を目指しました。
当日の朝、桂川磯町係留所で出船を待つ宝来船の周りには、すでに多くの観客が3年ぶりのホーランエンヤ開催を待ち受け、ホーランエンヤ保存会の清水良幸会長、佐々木市長のあいさつの後、漕ぎ手の代表者による三本締めを行い、宝来船が出船しました。
係留所を出た宝来船は、河口の琴平宮に向けて進み、漕ぎ手代表者が同宮を参拝。そこから宝来船は、両岸に集まった多くの観客を前に、上流の若宮八幡神社に向けて進み、所々で観客に向けて一年の福が宿るといわれる紅白の祝い餅が撒かれました。
また、観客から差し出されたご祝儀やお供え物を受け取るために、締め込み姿の漕ぎ手の若者が勇ましく厳寒の川に飛び込む姿には大きな歓声が上がり、久しぶりのホーランエンヤで活気に満ちた新年の幕が上がりました。