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教育委員会文化財室では、市内の小・中学生を対象にふるさとの歴史や文化について関心を深めてもらうことを目的とした「郷土の歴史・文化」出前講座を行っています。
6月27日、戴星学園7年生を対象に、5月に県内で3件目の日本遺産認定となった『鬼が仏になった里「くにさき」』を題材とした講座を開催しました。講座では、日本遺産のストーリーにまつわる修正鬼会や天念寺耶馬といった、生徒たちにとっても身近な文化財と鬼との結びつきなどについて、写真などを使って詳しく解説をしました。
終始、真剣なまなざしで聞いた生徒からは、「なぜ「くにさき」の祭りでは鬼が主役となっているの?」「「くにさき」にはいくつ鬼面があるの?」など、ストーリーにまつわる数々の質問がありました。
今後、生徒たちは、日本遺産に関連した場所へ社会見学をするなど、さらに学習を深め、秋の戴星祭で学習成果を発表できるよう準備を進めていきます。
「「文化財の鬼」と呼ばれるくらいに地域の歴史について、一生懸命勉強してください」との講師の呼びかけに、生徒全員が笑顔でこたえていました。