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文化財室では市内の小・中学生に対して、地域の歴史・文化をテーマにした出前講座を行っています。
10月25日(火曜日)・30日(月曜日)には、前回行った「校区内の遺跡・文化財巡り」(↠前回の講座の様子はこちらから)に引き続き、河内小学校で4~6年生を対象に、学校の前にそびえる「城山」の頂上に築かれた中世城郭・佐野鞍懸城跡について詳しく学ぶ講座を実施しました。
現地を見学する前に、まずは鞍懸城が作られた時代はどんな様子だったのか?戦国時代の城の仕組みや戦い方について勉強をしました。
児童の皆さんは、元気よく質問に回答したり、職員の解説を熱心に聞いたりしていました。
戦国時代の最新兵器・鉄砲の仕組みについても、レプリカを使って学びました。実寸大の鉄砲を持ってみた児童たちは目を輝かせていました。
特に4年生は、国語で「ごんぎつね」を習ったばかりで、物語に登場する「兵十の火縄銃といっしょだ!」と喜んでいました。
10月30日(月曜日)には事前学習の成果を踏まえて、いよいよ実際に佐野鞍懸城跡を見学しました。当日は秋晴れの下、河内小学校を出発して徒歩約20分で、標高約100mの「城山」(鞍懸山)に到着。
城の石垣や堀跡などを初めて眼にした児童の皆さんは、驚きを隠せません。堀の底まで下りて、その深さを実感したり、攻め手になって城側から攻撃される様子に思いを馳せてみたり…。
学校のすぐ近くに、400年以上経った現在でも立派な城跡が残されていることに、驚きと発見の連続となった出前講座となりました。