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平成29年度の「再発見!郷土の歴史と文化財」連続講座が終了しました!

ページID:0002244 更新日:2022年10月25日更新 印刷ページ表示

 市民をはじめとする多くの方々に、広く豊後高田市の歴史文化について理解を深めていただくための連続講座が、昨年10月~2月にかけて中央公民館(大研修室)を会場に行われました。美術史・歴史学・民俗学などの有識者を講師として招き、様々な学問分野から故郷の歴史の奥深さや魅力について迫りました。(詳しい講座の内容はこちらから⇒【PDF連続講座チラシ】[PDFファイル/655KB])

 「地元に住んでいても知らないことが多かった。とても勉強になった。」「次回もまた受講してみたい」などの感想を頂きました。受講して頂いた方、大変お疲れ様でした。

第1回 「六郷満山の信仰と造形」 渡辺文雄先生(別府大学非常勤講師)

 記念すべき第1回の講座は、別府大学非常勤講師の渡辺文雄先生を講師にお迎えして、「六郷満山の信仰と造形」と題して御講演いただきました。
 古代宇佐仏教を下地として、国東半島に成立・展開していった六郷満山文化を紐解きながら、薬師・不動・阿弥陀などの様々な信仰の形に触れていきました。“仏の里・国東半島”の奥深さについて「再発見」しました。
第1回 「六郷満山の信仰と造形」 渡辺文雄先生(別府大学非常勤講師)の画像

第2回 「六郷満山の峯入りについて」 隈井修道先生(行入寺住職)

 11月11日(土曜日)の第2回講座は、行入寺(国東市)住職の隈井修道先生を講師にお迎えして、六郷満山の峯入りについてお話を頂きました。隈井先生は、長い間途絶していた江戸時代の古い峯入り順路の復元に向けて調査研究されてきました。その成果により、今年4月に行われた峯入りでは、かつての巡礼ルートが復活しました。
 先生からは峯入りの持つ宗教的意味や、今年行われた峯入りでの体験談などが映像資料を交えて語られ、受講者の方は、六郷満山の独特な宗教文化について「再発見」しました。
第2回 「六郷満山の峯入りについて」 隈井修道先生(行入寺住職)の画像

第3回「動植物写生図にみる賀来飛霞の本草研究」平川毅先生(大分県立歴史博物館)

 12月9日(土曜日)の第3回講座は、大分県立歴史博物館主任学芸員の平川毅先生を講師にお迎えして、豊後高田出身で「近代植物学の父」ともいわれる本草学者・賀来飛霞(かく・ひか)の生涯と事績について御講演いただきました。類い稀な描写力と観察力で描かれた鳥類・魚類・植物等の写生図の数々―その背景には、飛霞の幼少期の境遇や経験が大きく影響していたことなど、「幕末日本の三大本草学者」の一人に評されるまでに至った飛霞の業績の偉大さについて「再発見」しました。
第3回「動植物写生図にみる賀来飛霞の本草研究」平川毅先生(大分県立歴史博物館)の画像

第4回「豊後高田の名勝地について」松本卓也(豊後高田市教育庁文化財室)

 1月13日(土曜日)の第4回講座は、教育庁文化財室の松本が「豊後高田の名勝地について」と題して報告を行いました。昨年10月に国名勝として指定された「天念寺耶馬及び無動寺耶馬」や、県名勝「夷谷」など、本市に所在する美しい風景地がどのように評価されたのか?そのポイントや概要などを多くの資料をふまえて解説しました。
 受講者の方々は、馴染み深い本市の風景が、実は国東半島の歴史や文化を理解する上で重要な鍵として含まれていることを「再発見」しました。
第4回「豊後高田の名勝地について」松本卓也(豊後高田市教育庁文化財室)の画像

第5回「中世小田原氏の石造文化」 三谷紘平先生(中津市教育委員会)

 連続講座を締めくくる2月10日(土曜日)の第5回講座は、中津市教育委員会の三谷紘平先生をお迎えして、「中世小田原氏の石造文化」と題して御講演いただきました。
 市内小田原地区に、搭身を欠いた姿で残る巨大国東塔「カンカン堂国東塔」。この造立者は一体誰か?近隣に所在する中世石造物を概観しながら、当時の在地領主であった小田原氏との関係性に迫る大変興味深いお話でした。
 受講者の方々は、ふるさとに素晴らしい文化財と豊かな歴史が有ることを「再発見」しました。
第5回「中世小田原氏の石造文化」 三谷紘平先生(中津市教育委員会)の画像

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