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7月16日(土曜日)、「田染荘小崎の農村景観」の里山エリアが国の重要文化的景観に追加選定されることを記念して、エリア内の見所をご案内する“追加選定先取りウォーク”を開催しました。
田染荘小崎の里山エリアには、水田を支える水利施設(ため池やイゼ)、信仰対象である神社・小童が集まっており、田染荘小崎全体の歴史や暮らしを考える上で重要な場所です。
荘園の景観を支えるヤマノクチノイゼ
垢離場 奥愛宕社に立つ新旧の仁王様
奥愛宕社では「火おこし神事」が行われており、「おこわ」をいただきました。
ユミキリのホダ場
里山エリアに咲くきれいな野花
椿の実 ザクロの花
江戸時代に描かれた村絵図の中で自分がどこを歩いているかを確認しながらの歴史散策。江戸時代と現在でほとんど変化していない場所と、変化している場所、様々でした。4つのチェックポイントをめぐりながら、追加選定について詳しく学びました。【当日の資料はこちら】[PDFファイル/1.64MB]
田染荘小崎の美しい景観が、里山によって支えられていることがよく分かるウォーキングになりました。
6月17日に、文化庁・文化審議会から文部科学大臣になされた答申では、「田染荘小崎の人々が昔ながらの方法で守り継いできた里山のくらしと、その緩やかな進化の過程はすばらしいものである」と高い評価をいただいています。