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12月1日、アストくにさきで、名勝「中山仙境(夷谷)」「文殊耶馬」の指定記念シンポジウム『行者の見た世界 ~いにしえの風景を未来へつなぐ~』を開催しました。
このシンポジウムは、平成30年10月15日に同時に名勝に指定された「中山仙境(夷谷)」「文殊耶馬」について、2市の住民の方々にその魅力を知ってもらうことを目的に開催したものです。
文化財担当職員による「中山仙境(夷谷)」「文殊耶馬」の指定に至るまでの経緯についての報告や、今回の指定の担当調査官である平澤毅主任文化財調査官から「名勝地の個性と多様性」という演題での記念講演があり、「名勝を活かした地域づくり」というテーマでのパネルディスカッションを行いました。
西夷自治委員の板井伸博氏は、「私たちは良いところに住んでいるんです。郷土に残るすばらしい風景を未来に継承するために、まずは地元住民で地域の価値をよく勉強して、小さなことから始めていきたい。」と語っていました。
国指定名勝「中山仙境(夷谷)」について、詳しく学べるパンフレットを作成し、シンポジウムでお披露目をしました。
中山仙境は東西夷谷を分かつ存在でもありますが、長い時代を経て、徐々に東西夷谷の文化をつなぐ存在になっていきました。本パンフレットでは、名勝「中山仙境(夷谷)」の世界観がよく分かるよう、中山仙境を見上げてきた人々の歴史を時系列で紹介しています。
パンフレットは、市役所(高田庁舎・真玉庁舎・香々地庁舎)、夷谷温泉などで配布する他、以下のリンクからダウンロード・閲覧できます。