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暦の上では春と言ってもまだまだ寒い2月25日(土曜日)に、8回目の郷土の文化財探訪バスツアーを開催しました!
今回のテーマは「古墳」。実は豊後高田市内には確認されている限りで66ヶ所の古墳がありますが、その多くはあまり知られていません。巨大古墳から横穴墓まで市内の古墳をめぐり、いつ頃造られ、どのような人物が眠っていたか等、古代ロマンに迫りました(旅のしおり[PDFファイル/1.48MB])。
今回は、大分県立歴史博物館で、宇佐・国東地域の古墳や出土品などについて勉強した後に、市内の古墳を造られた時代順にめぐりました。
まずは古墳時代の「首長(王様)たち」の眠る巨大古墳を巡りました。入津原丸山古墳・真玉大塚古墳を訪れ、4~5世紀にかけての郷土の巨大建造物に迫りました。大分県を代表する古墳が、身近にあったことを初めて知ったという参加者も多く、説明を聞いて驚きの声があがっていました。
次に、黒松区の鑑堂で、銅鏡(画像鏡)を見学しました。古墳時代の首長が大切にしていた銅鏡を、すぐ近くで観察し、実際に手に持って重さを感じてみる体験は、今回のバスツアーの中でも特に思い出に残ったと感想をいただきました。
それから、地域の豪族たちが埋葬された「横穴式石室(雷鬼の岩屋古墳・佐野古墳・西田古墳)」、有力農民層が葬られた「横穴群(穴瀬横穴群)」を巡りました。いつも通る県道沿いや、小学校の中など、身近な所にも古代人の足跡が残されていたことに気付かされたという感想をいただきました。
郷土の文化財探訪バスツアーはこれからもテーマを変えて定期的に開催します。興味のある方は是非ご参加ください!
以前のバスツアーについて知りたい方のために「旅のバックナンバー」を用意しました。バスツアーの内容や、行程などについて知りたい方はご参照ください。