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【桂陽小】令和4年度「郷土の歴史・文化」出前講座を実施しました~ふるさとの先人・井上平四郎編~

ページID:0011779 更新日:2023年1月24日更新 印刷ページ表示

文化財室では、市内の小・中学生に対し、地域の歴史や文化をテーマにした出前講座を行っています。
1月23日(月)には、桂陽小学校4年生を対象に、ふるさとの先人・井上平四郎について詳しく学ぶ講座を実施しました。

豊後高田市には、義将・吉弘統幸や詩人・江口章子など様々な先人たちがいます。とりわけ桂陽校区を代表する先人が、地域の発展に尽くした井上平四郎です。
井上平四郎(1835~1897)は、今から約140年前の明治時代に干害で悩んでいた玉津(志手町)の台地に、全長約1300mものトンネル用水路「玉の井水路」を約2年半の歳月をかけてつくった人です。
平四郎が作った「玉の井水路」のおかげで、志手・呉崎石部新開合わせて20町歩(ほぼ等しい20万平方メートル)もの田畑が潤ったとされています。
今回の出前講座では、井上平四郎の功績を振り返りつつ、実際に玉の井水路の痕跡が確認できる場所や、顕彰碑での現地見学を行いました。

井上平四郎が掘削した「玉の井水路」

まずは、高田中学校の近くにある玉の井水路を見に行きました。職員の解説に、「井上平四郎はどれほど大変なことを苦労して成し遂げたのか」を理解した児童の皆さんは驚きの声をあげていました。解説を聞いたうえで、玉の井水路の様子をフェンス越しに観察。実際に目の当たりにすると「これを全部人の手で掘ったの?」など様々な声が聞かれました。

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玉の井水路がある場所へ向かいました!​
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職員の解説をしっかり聞いています!

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クイズにも元気よく挙手!
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​配布したワークシート
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持参した懐中電灯で用水路の中を確認!

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玉の井水路の様子(※フェンス越しに撮影しています。)

井上平四郎の没後に建てられた顕彰碑

次に、井上平四郎没後に地元の人たちによって建てられた顕彰碑のある場所に移動し、石碑を通して功績を次の世代に伝えることの大切さをみんなで学びました。

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​顕彰碑も桂陽校区内にあります。

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顕彰碑「玉の井水路起工者・井上平四郎之碑」

そのほかの「豊後高田の先人」を知るには…

豊後高田市の歴史と文化をつくった先人たちについて学習するために作成した小冊子があります。今回の出前講座で解説した井上平四郎も含め、各時代・分野から30人の先人達を取り上げています。
下記のリンクからご覧ください。
内部リンク【小冊子『伝えたい!豊後高田の先人たち』が完成しました】

「郷土の歴史・文化」出前講座について

これまで実施してきた出前講座の様子をホームページにて公開しています。
下記のリンク先から過去の講座内容一覧を見ることができますので、ぜひご覧ください。

過去の講座一覧

「郷土の歴史・文化」出前講座

過去の講座内容(一部)

  • 土器・石器編
    …実際に発掘された縄文時代や弥生時代の土器・石器を実際に触ってみてもらっています。
  • 戦国時代・高田城跡編
    …校区内の遺構を見学しながら「戦国時代」を学んでいます。
  • 古い道具と昔の暮らし編
    …昔の道具を観察したり使ってみたりすることで昔の暮らしを体験しています。

 


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