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教育委員会文化財室では市内の小・中学生に対して、地域の歴史・文化をテーマにした出前講座を行っています。
6月22日(水曜日)には、社会科の授業で縄文時代・弥生時代を学習した呉崎小学校6年生に、市内の遺跡で出土した土器・石器を使って、実際に手に取りながら観察する講座を実施しました。
小学生にとって実物の土器や石器を見たり触ったりするのは初めての経験です。最初は恐る恐る土器に触れていましたが、「想像していたよりも重い!」「ザラザラした手触り」「土器によって色が違う!」…といった感想を聞かせてくれたり、「何に使ったのだろう…」「お水やお酒を入れて飲んでいたのかも…」と友だち同士で話し合ったりする姿が見られました。
また、観察して気づいたことなどは事前に配布したワークシートに記入してもらっていましたが、講師による土器等の解説も熱心にメモしており、ワークシートの裏面にまでビッシリと書いていました!
教科書で習ったモノが目の前に登場するごとに「あ、黒曜石だ!」「これは石包丁だ!」と子どもたちから声が上がります。教科書や社会科資料集に載っている写真だけでは分からない、実物の大きさや質感などを存分に感じたようです。私たちが暮らしている身近な地域にも、大昔の人々の生活があったことを実感できた講座となりました。
出前講座を始めます! 深鉢を最初は恐る恐ると持ち上げていました。
石包丁は小さくて軽い! 土器片に色々な模様が!
皆さん熱心に観察しています! 壺の説明を受けています。
高杯を慎重に触りながら、裏側まで観察。 黒曜石の切れ味を体験!
気づいたことをメモしています。 授業の休憩時間にも熱心に
土器などを見て講師に質問していました!
観察の感想などを発表してもらいました。 最後の「埴輪クイズ」では色んな答えが飛び交いました!
これまで実施してきた出前講座の様子をホームページにて公開しています。
下記のリンク先から過去の講座内容一覧を見ることができますので、ぜひご覧ください。