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教育委員会文化財室では市内の小・中学生に対して、地域の歴史・文化をテーマにした出前講座を行っています。
6月21日(月曜日)には、社会科の授業で縄文時代・弥生時代を学習した桂陽小学校6年生に、市内の遺跡で出土した土器・石器を使って、実際に手に取りながら観察する講座を実施しました。
小学生にとって実物の土器や石器を見たり、触ったりするのは初めての経験です。最初は恐る恐る土器に触れていましたが、「思ったよりも重い」「ザラザラした手触り」「土器によって色が違う!」…といった感想を聞かせてくれたり、「何に使ったのだろう…」「神様にお供え物を入れたのかも…」と友だち同士で話し合ったりする姿が見られました。
教科書で習ったモノが目の前に登場するごとに「あ、黒曜石だ!」「これは石包丁だ!」と子どもたちから声が上がります。教科書や社会科資料集に載っている写真だけでは分からない、実物の大きさや質感などを存分に感じたようです。身近な地域にも、大昔の人々の暮らしがあったことを実感できた講座となりました。
出前講座が始まりました! 土器などを実際に触ってみてもらいましょう!
「つぼ」の中を覗き込んだり触ってみたりと興味津々! 中には「持ちあげるのが怖い!」と
言いながら持ってみてくれた人も。
「石包丁」を手にし、稲を刈るような仕草をした人も! 「高杯」を慎重に持ち上げて観察しています。
「深鉢」をじっくりと観察したりメモをとったり。 土器片の文様を熱心に観察していました。
「黒曜石」で実際に紙を切ってみました! 最後は解説も行いました!
桂陽小学校6年生の皆さんから、「出前講座」の心温まる感想文を教育委員会にいただきました。ありがとうございます!