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文化財室では市内の小・中学生に対して、地域の歴史・文化をテーマにした出前講座を行っています。
2月4日(木曜日)は、高田小学校3年生を対象に、古い道具を触ってみて昔のくらしを想像したり体験したりする講座を実施しました。
市教育委員会が所有する民具(電気洗濯機、黒電話、火熨斗、炭火アイロン、湯たんぽ、糸車)を、児童たちに見て触ってもらい、どんな名前なのか、どんな使い方をするのかなどを予想してもらいました。昔の道具だったこともあり、珍しそうに細かい部分まで観察したり、あちこち触ってみたり、とても熱心に取り組みました。
また、昔のくらしの一部を体験するため、洗濯板を使って、家から持ってきたハンカチやタオルなどを実際に洗濯しました。初めはどう使うのかわからず戸惑っていたようでしたが、講師のヒントをもらっていくうちに出来るようになっていきました。
昔の人は寒い日でも冷たい水に触れて洗濯しなければならなかったなどの苦労や、昔の道具は手間を要するものが多かった反面、多くの知恵が詰まってことなどを学ぶ貴重な機会となりました。
電気洗濯機を様々な角度からよーく観察していました。中にはハンカチを差し込んで操作してみたグループもいました!
現在とは全く違う形の黒電話を観察! ダイヤルを回してみるその様は手慣れているようでした!
昔のアイロン、火熨斗(ひのし)はヒシャクにも見えるので、水をすくうような動きもありました。
持ってみると重い!
炭火アイロンを様々な角度から見たり、「ここは開くかな?」と試したりしていました。
炭火アイロンも持ち上げてみると重い!
湯たんぽには色んな素材のものがあります。給湯口を覗いたり持ってみたりしてみました!
糸車はどのグループもぐるぐると回していました。 グループ内で話し合ったりメモを取ったりしていました。
各道具の名前・使い方などは講座の最後に説明しました! 皆さんも講師の解説をメモしていました!
洗濯板を使って、家から持ってきたハンカチ等を洗濯してみました!洗濯板を3人で同時に使っているグループも!
水を入れ替えたり足したりと、皆で協力していました。 友達の洗濯を眺めたり洗濯板を押さえてあげている児童も!
ご清聴ありがとうございました!