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六郷満山日本遺産推進協議会では、多くの人に「くにさき」を知ってもらうきっかけにする事業の1つとして、おにぎりを食べてくにさきの鬼を応援するプロジェクト「おにぎりクラウドファンディング」を実施しています。
このクラウドファンディングで集まった寄附金で行う最初のチャレンジ事業が、「くにさきガチャガチャをつくろう!」です。
本プロジェクトの始動として、県内の大学生を中心に「くにさきガチャガチャ」の元となるデータをつくる制作隊を結成しました。
制作隊は、ガチャガチャの型のデータを制作するワークショップを計10回行う予定です。
また、学生たちに文化財をよく観察する機会を持ってもらい、そこから新しい価値を発見する力を身につけることや、その文化財を3Dデータに起こしたり解説文を作成したりする体験を通して、自分の視点をカタチにしていく力を身につけることもテーマとしています。
7月15日(月曜日・祝日)、本プロジェクトに興味を持った学生たちが集まり、第1回ワークショップを開催しました。
早速、現時点での「くにさき」に対する知識やイメージをメンバーで共有しましたが、国東半島を訪れた経験があるのはメンバーの中で1人しかいなく、情報共有に少々苦労したようでした。
その後、イメージを更に湧かせるためにも、六郷満山日本遺産推進協議会事務局から「くにさき」の文化財の概容、くにさきガチャガチャを制作する狙いについて、映像や写真を見せながらお話ししました。
2回目のワークショップでは、文化財を実際に見ていく2日間の現地視察として豊後高田市・国東市を訪れる内容となっており、8月7日(水曜日)に豊後高田市へ訪れました。
第1回ワークショップで得た情報やイメージを形にするために、絶景や仏像などを目の当たりにして「くにさき」の文化財の知識を深めました。
豊後高田市では、中山仙境(夷谷)の絶景、富貴寺や真木大堂などの寺院、熊野磨崖仏など様々な文化財を見学しました。
ガチャガチャ制作隊の皆さんは、絶景に感動したり仏像を細部まで観察しながら、現地で見聞きしたことを忘れないようにとメモしたり写真に残したりと熱心でした。
本プロジェクトのメインでもある鬼の文化財も体感すべく、鬼会の里にも行きました。
歴史資料館で展示されている鬼会面のレプリカで重さを感じたり、無明橋のレプリカも体験し、修正鬼会のシアターも見ました。また、鬼の目(餅)が入った蕎麦も堪能しました。
ガチャガチャ制作隊の皆さんは、今後もワークショップを経て「くにさきガチャガチャ」をより良くしていき、市民の皆さんに愛されるものになれるよう取り組んでいきます。
日本遺産「くにさき」や、「くにさきガチャガチャ」プロジェクトを更に盛り上げられるよう、応援いただけると幸いです。
おにぎりクラウドファンディングについて、詳細は日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』のホームページにて紹介しています。
下記のリンク先からご覧ください。
日本遺産ホームページ【おにぎりクラウドファンディング】<外部リンク>