本文
平成29~30年度の2ヶ年をかけて、田染地区における名勝地の特定に関する調査を実施し、その成果を『国東半島「田染」名勝調査報告書』としてまとめました。
前回の文化庁・大分県による調査では、天念寺耶馬及び無動寺耶馬、中山仙境(夷谷)などの名勝地が特定されましたが、田染地区においては詳細調査の対象から外れていたため、その追加調査として田染地区の名勝地の価値を明らかにするために実施したものです。
岩山の景観を中心に特定調査地(鍋山・喜久山・朝日岩屋及び夕日岩屋・ウトノアナ及びゼゼノサマ・穴井戸観音・西叡山)を定め、主に近世~近代における景勝地への視点、史資料の捜索等を行いました。
今後は、本調査で特定された名勝地を良好な形で継承するための取り組みに活用していきます。
鍋山(井上円了により南屏峡と命名)(左)、喜久山(馬城山の更に裏手の岩山)(右)
水田より夕日岩屋を見上げる(左)、夕日岩屋から水田を見下ろす(右)
ウトノアナ及びゼゼノサマと呼ばれる岩山(左)、穴井戸観音の洞穴(右)
報告書は、図書館や市役所1階市政情報コーナーなどに配架するほか、以下のリンクからデータでも参照いただけます。
『国東半島「田染」名勝調査報告書』[PDFファイル/27.16MB]