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梅のつぼみもほころぶ3月17日(土曜日)に、9回目の郷土の文化財探訪バスツアーを開催しました!
今回のテーマは「磨崖仏」。豊後高田市は全国でも屈指の磨崖仏処ですが、意外と熊野磨崖仏以外の磨崖仏には行く機会がないという話をよく聞きます。今回はそうした「知られざる」磨崖仏を巡り、市内の磨崖仏の魅力をもっと知ってもらうというコンセプトで、バスツアーを企画しました(旅のしおり[PDFファイル/1.58MB])。
まず、バスが向かったのは市内でも大型の磨崖仏が集中する田染地区です。田染地区では「鍋山磨崖仏」「元宮磨崖仏」「大門坊磨崖仏」を巡りました。特に長い石段の上にある鍋山磨崖仏は、真木大堂の不動明王とほぼ同じサイズの大作ですが、「普段行くことは無い場所だったので、これほどの磨崖仏があると知って驚いた」という声があがりました。
次に市の東部を縦断しながら、個性豊かな磨崖仏を見ていきました。長岩屋の「川中不動」「磨崖役行者像」と夷の「六所神社磨崖像」を巡りました。色々な種類の磨崖仏を見て、それらの魅力を深掘りする行程になりました。「磨崖仏のミステリアスな所がいい」「磨崖仏造顕の背景が色々あって興味深い」という感想もいただきました。
そして、午後からは真玉地区に向かい、「中之坊磨崖仏」「福真磨崖仏」「堂ノ迫磨崖仏」を巡りました。福真磨崖仏は3年間かけて覆屋の修理をしていましたので、一般に公開できたのは3年ぶりのことになりました。磨崖仏の優美さに感動するだけでなく、地域の宝である磨崖仏の保存の重要さや大変さが分かる見学となりました。
郷土の文化財探訪バスツアーはこれからもテーマを変えて定期的に開催します。興味のある方はぜひご参加ください。
以前のバスツアーについて知りたい方のために「旅のバックナンバー」を用意しました。バスツアーの内容や行程について知りたい方はご参照ください。