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クリスマスにぴったりの民話「サンタぎつねの話」

ページID:0002190 更新日:2022年10月25日更新 印刷ページ表示

 田染・大応寺の小坊主が、いたずら白ぎつねから、とんだプレゼントをもらう民話「三太ぎつねの話」を紹介します。

三太ぎつねの話

 むかし、鈴が谷に三太ぎつねというズル賢い白ぎつねが住んでいたそうです。
 ある日、田染の大応寺の和尚さんと小坊主が、鈴が谷のお地蔵様に法事でもらった饅頭を供えてお参りしていました。すると、どこからともなく、「いなりずしを食べたい」という声がします。慌てていなりずしを供えるとたちまち消えてしまい、「重箱ごと供えなさい」と言います。

三太ぎつねの話の画像

 おかしいなと思って小坊主が顔をあげると、お地蔵様の後ろに真っ白な尻尾がみえます。そばにあった木切れを握って、力いっぱい頭を叩くと、三太ぎつねはコーンと一声ないて山へ逃げてしまいました。

 その夜更け、お寺に真っ白な着物の幽霊が現れました。小坊主は震えながら、「幽霊が怖くて小坊主がつとまるか!一番怖いのはお金じゃ」と怒鳴ると、しばらくして、ばらばらと小判が降ってきたそうです。

『ほとけの里の民話』の絵本と看板について

 豊後高田市では『ほとけの里の民話』を刊行し、ブックスタート(子どもへの読み聞かせのきっかけ作り)の取り組みに活用しています。また、市立図書館にも配架されています。
 また、市内各所の民話の舞台には、37箇所に民話の看板を設置しています。実際に民話の舞台に立ってみると、面白い発見ができるかもしれません。
『ほとけの里の民話』の本(左)、『ほとけの里の民話』の看板(右)の画像
『ほとけの里の民話』の本(左)、『ほとけの里の民話』の看板(右)

千年ロマンデジタルアーカイブでも民話が楽しめます!

千年ロマンデジタルアーカイブでも民話が楽しめます!の画像

 『ほとけの里の民話』は、「豊後高田の民話集」として紙芝居(多言語版あり)で公開され、過去に市のケーブルテレビで放送された「豊後高田の民話」「民話を語る」として読み聞かせの動画にもなっています。
 両コンテンツは、豊後高田市立図書館ホームページ内のコンテンツ「千年ロマンデジタルアーカイブ」の「歴史・文化」タブから参照できますので、是非ご覧ください。

【千年ロマンデジタルアーカイブはこちら】<外部リンク>


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