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部落差別の現状や実体験を知る~身近なじんけん講座を開催しました~
令和7年2月15日、第3回目の「身近なじんけん講座」を市立図書館で開催しました。
令和6年度最後の講座は宇佐市社会教育指導員の山末由紀さんに、部落差別の現状や実体験などについてお話しいただきました。
「部落差別は昔のことではなく現在も根深く残っている」とし、相手が被差別部落出身と知った親戚から結婚差別を受けた実体験、お子さんの差別についての悩みや向き合い方、学校の教職員やPTA保護者との対話学習など、様々なお話がありました。
「差別は何気ない日常の何気ない振る舞いから、親から子へと無意識のうちに連鎖する。連鎖を断ち切るには一人ひとりが正しい人権感覚を身につけることが大切だ」「自分には関係ないと思うこと、他人事とすること、それも差別に繋がっている」としたうえで、「地域に足を運んで当事者の方と話をしてほしい、聞いてほしい。その中で、間違っていることを正してほしい」ともお話しいただきました。
参加者からは「部落差別をなくす当事者は誰なのかを改めて考えさせられた」「当事者の方と話をすることやその方々の話をきくことで、差別を見抜く力を身に着けていくことが大切だと強く感じた」などたくさんの感想をいただきました。
チラシ『第3回「身近なじんけん講座」』(※講座は終了しました)