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水道水のPFAS(有機フッ素化合物)検査について
豊後高田市水道事業では、水質検査計画に基づき、令和3年度からPFAS(有機フッ素化合物のうちPFOS及びPFOA)の検査を実施しています。
現状では、検査が義務となる「水質基準項目」ではなく、水質管理上留意すべき項目「水質管理目標設定項目」になっていることから、国の基準に沿って、給水人口や給水量が多い第1浄水場と第2浄水場から供給する水について検査を実施しています。(全2箇所)
※令和6年12月24日、PFASについて、検査が義務となる「水質基準項目」に引き上げる方針が国の専門家会議で了承されました。
検査の結果
検査の結果から、水道事業で供給している水のすべてで、国が示す「水道水における暫定目標値」を大きく下回っており、問題がないことがわかりました。
採水箇所 | 検査結果(令和5年度) |
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第1浄水場からの水(第4配水系 河内公民館 給水栓水) | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
第2浄水場からの水(第2配水系 呉崎綿積神社裏 給水栓水) | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
※PFOS及びPFOAの検出がない場合は、「5ナノグラム未満」で表記しています。くわしくは水質検査計画のページへ。
採水箇所(令和6年度追加分) | 検査結果(令和6年度追加分) |
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第1浄水場からの水(第1配水系 水崎市民グラウンド横 給水栓水)12月11日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
田染(第3配水系 個人宅 外水栓)12月11日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
予備水源 真玉(大村第1配水系 大村91団地 給水栓水)12月12日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
予備水源 臼野(徳久保配水系 徳久保団地集会所 給水栓水)12月12日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
松津(松津公園 給水栓水)12月12日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
見目(貴船団地公民館 給水栓水)12月12日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
都甲住宅団地(都甲地域歴史資料展示場 入口 給水栓水)12月5日採水 | 1リットルあたり5ナノグラム未満 |
※PFOS及びPFOAの検出がない場合は、「5ナノグラム未満」で表記しています。くわしくは水質検査計画のページへ。
1ナノグラム=10億分の1グラム
1リットルあたり1ナノグラムのイメージとしては、学校のプール(長さ25m×幅12m×平均深さ1m)に、食卓塩の塩粒3個分(0.3mg)を溶かした濃度に相当するレベルです。
【引用】環境省HP 化学物質環境実態調査-化学物質エコ調査ってどんな調査?<外部リンク>)から
今後の対応(検査箇所を広げます)
昨今のPFASに関する報道や国における議論の高まりを受け、水道水を利用されている皆さんの不安を払拭するため、令和6年度は、水道事業で供給している水のすべて((1)浄水場からの水、(2)予備水源の水、(3)都甲住宅団地へ供給している水)について、PFASの検査を実施します。(全9箇所)
検査の結果については、わかり次第公表します。令和6年12月27日 検査の結果(追加分)を掲載しました。
令和7年度についても、検査の義務化の動きに沿って対応していきます。
関連ページ
環境省HP 有機フッ素化合物(PFAS)について<外部リンク>