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しいたけの駒うち体験 ~戴星学園~
1月31日、戴星学園の5~8年生35人が、地元のクヌギの伐採場でしいたけの駒打ち体験をしました。
この体験授業は、地元で栽培される原木しいたけの生産過程を体験することで、世界農業遺産に認定されているクヌギ林とため池群によって維持されている農林水産業システムを学習するもので、豊後高田市椎茸生産組合(河野健二組合長)と大分県北部振興局の協力により開催されました。
この日準備された駒(しいたけの菌を培養し固めたもの)は約4千個。生徒たちは“ほだ木”用にカットされたクヌギの原木に金づちで駒を打っていきました。
駒打ちで大事なことは「打ちムラ」がないこと。打ちムラがあると空いた穴からばい菌が入りほだ木が腐ってしまうそうです。
生徒たちは生産者の指導を受けながら黙々と駒打ちを進め、最後に直射日光に当たらないように、葉がついたまま乾燥させたクヌギの枝をほだ木の上に乗せていきました。
8年生の川口陽輔さんは「ほだ場の見学はありますが、駒打ちは初めてです。思っていたより簡単でした。」と感想を話してくれました。
今回駒打ちしたしいたけは、2年後の秋に収穫できるそうです。
作業の後、河野組合長は「戴星学園の生徒が歩いて行ける場所に“ほだ場”を作りたいと思っています。皆さんには、しいたけを栽培して収穫し、食べるまで一貫してその工程を体験してもらいたいです。」と今後の取り組みについて生徒たちに話しました。
豊後高田市の原木しいたけは、ふるさと納税の返礼品としても大変好評です。
■https://www.furusato-tax.jp/product/detail/44209/5505555<外部リンク>