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観て・打って・食べて楽しむ!豊後高田そば
豊後高田と「そば」について
豊後高田市がある国東半島一円には、かつて神と仏が一体となった神仏習合の「六郷満山文化」が開花し、市内には、九州最古の木造建築物である国宝『富貴寺大堂』など多くの寺社仏閣が存在します。その僧侶たちが、非常食として重宝していていたのが「そば」でした。
平成15年から「そば」の取組みがスタート
市内でほとんど栽培されていなかった「そば」を、大豆の補完作物として、また「昭和の町」のイメージに合う食材とするために、平成15年から「そば」の取組みが始まりました。
初年度から作付面積は大分県内とトップとなり、年々その規模は大きくなり、温暖な気候を生かして春と秋の年2回栽培し、今では西日本有数の作付面積を誇るまでに成長しました。特に春そばは、日本有数の産地となっています。
旬が2度やってくる豊後高田そば
春そばは6月頃に、秋そばは11月頃に新そばの解禁を迎えます。
“観て”楽しむ「そばの花」
そばの花は、春と秋の年2回楽しめます。春は5月中旬から下旬にかけて、秋は10月上旬から中旬にかけて満開の時期を迎えます。
広大な水田に咲き誇る白く可憐なそばの花は訪れた人々を魅了します。
“打って”楽しむ「そば打ち体験」
豊後高田市では、豊後高田そばを食べるだけでなく、そば打ちの体験もできます。
8台のそば打ち台をはじめ、道具や設備が整った専門施設で、申込みをすれば、最大40名までのそば打ち体験ができます。打ったそばは、持ち帰ることもその場で食べる(有料)ことも可能です。
「豊後高田流そば打ち段位」の試験に挑戦することもできます!
体験だけでなく、そば打ち指導を受講すれば、年に数回行われる「豊後高田流そば打ち段位」の試験に臨むこともでき、初段~四段まで段位が上がるごとに、一度に打てるそばの量も増えていきます。
奥深いそばの世界を極めたい人、気軽にそば打ちを楽しみたい人、どんな方でも大歓迎です。ぜひ一度お越しください。
豊後高田そば道場について
場所:豊後高田市玉津987(豊後高田市中央公民館内)
営業時間:8時30分~17時00分
休み:月曜※祝日の場合は営業、翌日休み
“食べて”楽しむ「豊後高田そば」
豊後高田そば認定店は、確かな腕でお客様に安心して豊後高田市そばをお召し上がりいただくために、平成19年に認定制度を創設しました。
認定を受けるには、そばを打つ者が「そば打ち職人養成講座」の修了生であるか、豊後高田そば道場にて一定以上の技術を習得している必要があります。
加えて認定店は、下記の『掟』を厳しく守り、豊後高田そばをお客様に提供いたします。
豊後高田そば認定店の『掟』
- 豊後高田そばを使用すること
- 手打ちであること
- 三たて(挽きたて・打ちたて・茹でたて)を守ること
※新そばの時期は、<採れたて>が加わり、四たてとも言われています。
現在、認定店は市内に12店舗あり、店によってそば粉:つなぎの割合は十割、二八、九一など様々となっています。
各店舗で提供するそばが違ってきますので、ぜひ多くの店舗で「豊後高田そば」をお召し上がりください。