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天念寺修正鬼会(令和7年2月4日開催)

ページID:0029543 更新日:2024年12月2日更新 印刷ページ表示

六郷満山寺院を代表する伝統行事『修正鬼会(しゅじょうおにえ)』(国の重要無形民俗文化財)が開催されます。
※12月2日時点の情報を掲載しています。内容が決定次第修正等を行いますので、ご了承ください。

修正鬼会の写真

修正鬼会の紹介動画(日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』から)

開催日時・場所

  • 開催日時:令和7年2月4日(火曜日)15時から
  • 場所:天念寺(豊後高田市長岩屋1152)

ご来場の皆さまへ

  1. 当日は多くの来場者が予想されます。会場となる天念寺講堂は狭いため、カメラ使用時に三脚等の使用はお控えいただくようご協力をお願いいたします
  2. 会場では火の粉が激しく舞います。燃えやすい素材の衣類は穴が開く恐れがありますので、服装には十分ご注意ください。

当日の日程

※日程は予定時刻です。進行により前後する可能性があります。

  • 15時:昼の勤行
  • 19時頃:垢離取り(コーリトリ)
    川中不動前の川中に荒鬼・災払鬼に扮する僧侶と、テイレシ、カイシャクが入って身を清めます。
    カイシャクは、地元住民の役であり、大松明を奉納するほか、鬼の介添えを務めるなど、修正鬼会には欠かせない役割です。
  • 20時頃:タイアゲ、夜の勤行
    大松明3本を講堂と身濯神社に献灯して、天念寺講堂前・身濯神社前・本堂寄りに立てます。
    タイアゲが終わると僧侶は法衣に身を包んで講堂に集まり、いよいよ修正鬼会の夜の法会が始まります。
  • 21時20分頃:米華(まいけ)
    黒い道服に着替えた僧侶たちが、立役(たちやく)の所作に入ります。2名の僧侶が、右手に香水棒(こうずいぼう)という道具を、左手には膳に載せた白米、藁、牛玉杖(ごおうづえ)を持って、相対して節に合わせてリズミカルに舞い、舞いの最後には膳を振り上げ、後方に白米などを撒きます。撒かれた白米は食べると健康に良いとされ、藁は身体の痛むところに巻くと治ると言われています。また、牛玉杖は田んぼの角に立てておくと虫除けになるとされています。​
    米舞(まいけ)の写真
    (米舞の様子)
  • 21時30分頃:香水(こうずい)
    香水棒を持って様々な所作を行います。鬼会が無事に済むように神仏に願ったり、仁聞(にんもん)ら伝説の僧侶たちの修業を再現したりと、一つひとつに意味があります。最も激しい香水は、足を踏みながら調子をとりつつ、香水棒を上下や横に振りながら踊ります。経文の結句”オンソワカ”で一回転して床を香水棒で突きます。
  • 21時50分頃:四方固
    堂内の四方に四天王を奉請し、東西南北を結界して、鬼が堂外に飛び出すことや、法会を邪魔する魔物の侵入を防ぎます。
  • 22時頃:鈴鬼の登場
    男女の面をかぶり、右手に鈴、左手にガラガラ(ウチワとも呼ぶ)を持って10種の舞を演じます。ガラガラには米粒が入れられており、振るとガラガラと音が鳴ります。
    災払鬼・荒鬼を招くための法舞とされていて、軽快な所作の中に鬼を招く動作が含まれています。とくに、最後の法舞は”オニマネキ”と呼ばれています。
    鈴鬼の写真
    (鈴鬼の様子)
  • 22時30分頃:災払鬼(さいばらいおに)・荒鬼(あらおに)の登場
    鈴鬼の退場後、カイシャクに背負われて災払鬼(赤鬼)と荒鬼(黒鬼)が登場します。「鬼招き」の所作の後、鬼は松明に法力を込め、カイシャクたちを引き連れて堂内を暴れまわります(鬼走り)。松明を振りながら「ホーレンショーヨ、ソラオンニワヘ」と叫び、火の粉が飛び散り堂内は騒然となります。2体の鬼は講堂の中心で松明の火を合わせる「火合わせ」を行います。
    その後、院主が「鬼の目」という餅を撒き、拾った人は鬼に餅を見せながら逃げます。鬼は松明で追いかけて叩き、叩かれると1年健康で過ごせるとされるため、人々は競って餅を拾います。「鬼の目餅撒き」が終わると、参拝者が講堂内に入り、災払鬼・荒鬼が松明で背中や肩を叩いて無病息災を加持します。※火の粉が飛ぶので服装には十分注意してください。その後、「鬼鎮め」を行い鬼会は終了します。​
    災払鬼と荒鬼の写真
    (災払鬼と荒鬼の様子)

駐車場のご案内

駐車場は下記2か所です。

  1. 天念寺駐車場『西側』
  2. 天念寺駐車場『県道548号沿い』

※天念寺隣にある鬼会の里歴史資料館の駐車場は、修正鬼会に出仕される僧侶の方や関係者の駐車場となりますので停めることはできません。あらかじめご了承ください。

(1)天念寺駐車場『西側』

(2)天念寺駐車場『県道548号沿い』

修正鬼会の歴史

修正鬼会は、六郷満山を代表する行事で、江戸時代以前には国東半島各地の天台宗寺院で修正鬼会が執行されていました。現在は、毎年旧正月7日に行われる豊後高田市の天念寺と、隔年交代で行われる国東市の成仏寺、岩戸寺の3ヶ所のみが古い所作や規模を維持しながら継承しています。※いずれも国重要無形民俗文化財に指定されています(昭和52年指定)。
かつては天下泰平、万民快楽(けらく)など日本にとって重要な祈願を行い、疫病や元寇の際などに国難を払ったとされ、現在は無病息災・五穀豊穣など、里人の身近なご利益も得られると市内外の方からも親しまれている伝統行事です。

もっと修正鬼会について知りたい方は、こちらをご覧ください!<外部リンク>

天念寺修正鬼会を応援しよう!(クラウドファンディング)

天念寺修正鬼会ではクラウドファンディングを行っております。
​ご寄附をいただいた方には、金額に応じて、修正鬼会のお札や、鬼会の里でついたお餅などを送付いたします。
皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

クラウドファンディングの詳細はこちらから<外部リンク>

日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』について

修正鬼会は、日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』のストーリーになっています。
日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』については、下記からご覧ください。

日本遺産のストーリー<外部リンク>(六郷満山日本遺産推進協議会:鬼が仏になった里「くにさき」HPから)

開催場所

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